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僕が内田百閒びいきになってから7年だか8年程になる。
最初はちくまの日本文学シリーズのコンパクトな選集だった。<特別阿房列車>がとにかく気になって、それでちくま文庫の百閒集成のシリーズの第1巻の<阿房列車>を入手した。ところが、それには<阿房列車>のシリーズの全てが含まれてはいないと知った。なので、今度は新潮文庫で出ている<第一阿房列車>から<第三>までを買った。その流れで後には一條裕子の漫画版まで入手して楽しんだりもした。 その間で<百鬼園随筆>や<まあだかい>や<ノラや>、それに<冥途>や<旅順入城式>と、読むと面白い作品に次々と出会った。出会うと別の作品も読みたくなる。そうなると、今入手しやすいちくま文庫の集成全24巻を揃えることになる。懐具合のせいもあって、古本を中心に1冊1冊買い集めていったので全巻揃うまでに5年ぐらいはかかったのではないだろうか。因みにその間で新潮文庫の<百鬼園随筆>や岩波文庫で出ていたものもダブりを承知で購入したりもした。更についでに言えば、<別冊太陽>の百閒特集号なんかは少々値が張ったし、大概は<百鬼園写真帖>とかで見たり知ったりしていた内容とかぶるのだが、それはそれで大いに満足した。 しかし、僕なんかよりも更に重症な百閒先生のファンの方々的にはちくまだと新字・新仮名遣いなので、それでは百閒自身の意図やイメージが伝わりづらい、ということらしい。とは言え、旧字・旧仮名遣いはハードカバーの福武書店の全集全33巻は僕には無理。それでかつて出ていた旺文社文庫版なら新字だけど旧仮名遣いだし、もともと出版されたものをそのまま文庫化したものなので結構評価が高いようだ。ちくまの集成には未収録のものもあるらしいのだが、旺文社版には補巻として平山三郎と中村武志による百閒関連作が5冊あるとのことで、それらは今は入手困難のよう。その補巻のひとつだった平山三郎の<実歴阿房列車先生>の初出時の朝日新聞社版を図書館で借りて読んだら、これもまた面白かった。 ということで、ちくまの24巻やらが本棚に並んでいる上に、旺文社版が欲しくなった。だがこれが古本屋でなかなか見ないし、あっても高い。本編39冊の全巻揃いだと4~5万円くらいは当然だし、バラであっても1冊が元の価格の数倍したりする。 そうなるといつ出会うことになるのやら、と思っていたら、昨年末に運良くオークションで<百鬼園写真帖>以外の本編39冊と補巻5冊のセットが上記金額の半額よりも更に少ない額で出品されているのに気が付いた。これは行くしか無い、と思い切ってみると、幸い競争相手も現れず無事に落札。そしてこの度ついに憧れの旺文社版を一気に手にすることが出来た。素直に嬉しい。 何度読んでも楽しい百閒先生の作品に、またこれからドップリとハマる日々が続きそうだ。
by mwaka71
| 2014-01-07 22:16
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