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中古CDショップを覗いてみたらスティーヴ・マーカスの<Count's Rock Band>と<The Lords Prayer>の2in1のCDが出ていた。即買い決定である。そもそもこのCDは6〜7年前に持っていたものだ。だがその頃に大分で職場の同僚だった人(プログレ・ロック好きだった)に貸して、そのままになってしまった。
それ以来、時々、このCDの音を改めて聴きたいと思うことが年に1回ぐらい?はあったのだが、意外に店で見かけなかった。たまにタワーとかにあっても2000円を超えており、そうなると何だか手が出なくなる。 ということで、今日店頭でまあ納得出来る値段で出ていたから、これは買わなければならない。 このスティーヴ・マーカスの2枚め、3枚めのアルバムの存在を知っているということは、当然最初の<Tomorrow Never Knows>を知っているということになる。3枚とも1960年代の後半に出たもので、ジャズ・ロックの代表的なアルバムとして紹介されることが多い。 ビートルズの曲を取り上げるにしても、例えばグラント・グリーンの<I Want to Hold Your Hand>のようなアプローチがある。これは、原曲のジャジャジャンとした感じとはガラリと変わって落ち着いた大人の雰囲気に仕上げられている(ラリー・ヤングとエルヴィン・ジョーンズと一緒にやっているにも関わらず、である)。もちろん、これはこれでアリだし、素敵なカヴァーだと思う。因みに録音は1965年。 それが1967年のマーカスの<Tomorrow Never Knows>になると、また全然違ってくる。ビートルズ自体、より実験性の強い音楽になっていったということもあるけれど、それを取り上げようとする時点で時代は変わっていたのだ。メロディやコード進行以上に、何処までノリを良くして、音響的でハードな響きを与えるか、そしてどれだけフリーっぽく暴れるか、ということに重点が置かれているように思える。そうなるとラリー・コリエル(g)の存在はとても大きい。因みに、この1枚めのアルバムで言えば、個人的にはバーズをカヴァーした<Eight Miles High>の攻めた演奏は好きだ。何故かタンバリンを叩くゲイリー・バートンもいい。 そして今日再入手した<Count's Rock Band>と<The Lords Pryaer>。こちらもマーカス本人というよりは、サイドメンを含めたバンド・プレイとして聴いた方が面白い。ここでもまずはラリー・コリエルなのだが。 ただ、久しぶりに聴いたせいもあるのかもしれないが、アルバムとして眺めた時に、今ひとつ流れの弱さを感じてしまうのだ。イディオムの種類がそんなに無いのではないだろうか。そう思うと結局、曲次第になる。そして一方でロック・バンドのヴォーカルの存在の大きさを知る。とは言え<Wild Thing>で本当に歌われる(マーカスではないが)と辛くなる。だったらキングスメンの方がいい。 このロックでもなく、ジャズとしては随分遠くのノリ、という辺りのライン上に居たのがスティーヴ・マーカスということになる。
by mwaka71
| 2011-02-21 02:03
| 音楽
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