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連休が取れそうだったので大分に帰ろうかと思っていた。が、外せない用事が中日(なかび)に入ってしまったので大分は断念。
それでも日帰りであってもどっかには行きたい。そう思うとやっぱり京都方面になる。 この時期は祇園祭なのだが、宵山や山鉾巡行の日にはあたっていない。それにこの雨だ。あまり広範囲には動きづらい。特に美術展の気分でもなく。 と、つらつら考えていくと、急に空也上人像を拝みに行く気になった。何処かで既に観たことがあるのかもしれないが、少なくとも六波羅蜜寺には行ったことが無い。あそこには有名な平清盛像もある。 ひとまず昼近くになってようやく刈谷発。もちろん普通列車乗り継ぎの旅である。ルートはいつもどおりなので省略。 14時40分頃、京都駅着。雨が少しきつくなりかかっていた。六波羅蜜寺は、市営地下鉄や京阪の駅から直ぐという訳ではない、ということと、大体、東山の七条だか五条の辺りだった、ということだけはうっすら頭に入ってはいた。 京都駅の烏丸口から、何となく気分で歩き始めた。しばらくすると雨脚が強くなってきた。だが引き返すのも面倒くさく思えた。七条大橋を渡って、京阪七条の駅の入口まで来た時、更に雨は強くなっていた。それまでに十分足元はビショビショである。歩くのを止めて、ここから京阪に乗って三条まで行こうかとも思ったけれど、それもまたつまらなく思えた。なので、一度は地下に降りたが、また地上に出直した。 川端通から適当な交差点で東に入って、坂を登って行くと豊国神社にあたった。洒落にならないぐらい雨が降っている。神社の前を今度は北の方角に折れた。カンと言うかテキトーに、である。細い道をしばらく進むと五条通にぶつかった。そこを横切って更に北へ上がる。ようやく六波羅蜜寺への案内表示が見えた。 15時30分頃、六波羅蜜寺に到着。晴れていても歩く距離じゃないだろうに、何だか勢いで来てしまった。それはともかく、早速拝観。ちょっと恐れてはいたのだが、靴を脱いでお堂に上がるパターンだった。しっかりと濡れているから申し訳ないけれど、仕方がない。 本堂には十一面観音(国宝)が安置されているそうだが、ご開帳ではない。本堂の裏に宝物館がある。縁側からはリアルに墓所が見える。その意味では観光気分が良い意味で少し飛ぶ。 いよいよ宝物館に入る。扉を入ると、室内はそれほど広くはない。広くはないのだけれど、密度が高い。仏像密度が、である。左側を見ると、ガラスの向こう側だが、空也上人が居た。いとうせいこうに「ラッパーの先輩」という意味のことを言われた相手である。トレードマークの、口から流れ出る六体の小さな仏。空也自体も決して大きくは作られていないが、十分に迫真性を実感させてくれる。写実と言えば間違いなく写実である。しかも今でも確実にオーラを放っている。 正面の方に目を移せば運慶、湛慶の像がある。薬師や地蔵の仏像もある。もちろん、それぞれに素晴らしい存在感なのだが、やはり平清盛像である。少なくとも僕の清盛のイメージはほとんどこの像から来ているし、ドラマとかの清盛もこの像にかなり影響されているのではないだろうか。空也の像もそうなのだが、動作や姿勢そのものが全く自然だから、彼らの生き姿を容易に想像出来るのである。当然そのままじゃないことは分かっているのだが、だからと言って極端に遠いとも思えない。 寺を出る頃に雨はようやく小降りにはなっていた。京都に来た理由をもう果たしてしまったのだが、今日は他に何するつもりもなかった。僕は河原町四条までまた歩いて、阪急で梅田に向かった。
by mwaka71
| 2010-07-13 01:56
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