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以前から東大寺の「お水取り」を観たいと思っていた。
今年は行けそうなので楽しみにしていた。で、調べてみると(と言うよりも単に不勉強で知らなかっただけだが)、「お水取り」は「修二会」という2週間続く行事の中の1日だけのことだが、それ以外の日も松明を二月堂に掲げるのだそうだ。 そして3月12日の「お水取り」には何万人もが観に来るというから、その日以外ということで、今晩観ることにした。 普段、奈良に行くときは日中の時間だ。夜、僕が楽しめるような所が奈良にはないし、そもそも僕が奈良に行く目的はお寺さん参り(正確に言えば「見仏」)だから夕方までには拝観時間が終わっているのだ。しかし今日は17時30分頃に近鉄奈良駅に着。雨は上がっていたが少々寒い。駅の近くで食事を摂ってから東大寺への坂道を登り始める。思っていた程、人が居なかった。やはり12日以外は人が少ないのか。 道にまだ鹿がうろうろしている中、東大寺南大門をくぐる。そこからまた二月堂への坂を登る。そこまで行くとそれなりに人が歩いている。そして二月堂下の広場に着。18時20分。二月堂の直ぐ下から、さすがにびっしりと人が溜まっている。それでもまだそこそこ余裕を持って自分の立ち位置を決められた。堂から数十メートルか。 待つこと40分。それまで広場を照らし出していたライトが消される。ざわついていた人(数千人は居たかも)が静かになる。堂に向かって左側の石段の回廊から大松明が現れる。どよめきが起こる。程なくして堂の左角に松明が掲げられる。松明を振ると火の粉が散る。そして松明を持って廊下を走り右角へ。火の粉が舞う。どよめきと歓声と拍手。 これが全部で10回繰り返されるのだが、見飽きない。1本1本の持ち手によって、松明の動きが少しずつ違うし、何よりも廊下を走る時に振りまかれる火の粉の散り具合が美しい。 一方で、右角で松明を振った時に一気にふるい落とされる火の粉が最前列の観客にふりかかる度に、きゃーきゃーという声が上がり、周囲の笑いを誘う。そうなるのが分かっていてそこに行ったんだろ!、というツッコミである(笑)。 修二会がどういう意味合いを持つものか知らないまま観るのも、本当は良く無いのかもしれないと思う一方で、1300年近く続くこの行事の伝統の素晴らしさに少しだけ触れられたことに素直に感動を覚えた。
by mwaka71
| 2006-03-03 23:57
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