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大津のホテルにチェックインしてから遅い夕食を摂る。
翌日はどうするかまだ決めていないけれど、夜更かしはいかんだろうなあ、と思いつつぼんやりとテレビを観る。チャンネルを換えていくと、どうやらNHKのBS2のようだ。そのまま観ていると、カラヤンが制作したヴァーグナーの<ラインの黄金>が始まった。1970年代の音と画ということらしい。演奏がどうのこうのと言うよりは、演出とか衣裳・扮装の方が気になってしまう。それはある程度もともとの設定を活かしたものだったのだろうが、どうも今の眼で眺めると、古めかしく見えて、少々イタい。とは言え、ついつい観てしまう。それでもそのまま見続けてしまうと睡眠時間が数時間ぐらいになっちまうな、と思ったので途中で止めて就寝。 夜が明けて窓の外を眺めると、また快晴だったこともあり琵琶湖や比叡山の眺めが良かった。 チェックアウトして9時30分頃に大津駅を出発して、2つめの京都駅で途中下車。せっかく関西を通るのだから少しは寄り道しておきたかったのだ。そう思いつつ、何処に行くかを決められない。京都の場合、行きたい寺社は京都駅から離れているものが多い。そこまで行くのもなあ、と駅の構内に掲げられている市内の観光地図を何度も見やりながら、あれこれ考える。考えた挙げ句、結局近場の東寺に行くことにした。一駅だが近鉄にも乗れるし。 東寺に近付くと初詣の準備をしているのが見える。そして何よりも京都のシンボルであり、いつ見ても重厚というか、歴史の重みプラス質感の重みも同時に感じさせてくれる東寺の五重塔が間近に見えてくる。京都らしい景色だ。 境内に入って拝観料を払ってまず講堂に。ここも久しぶりだ。全部で21軀もの仏像が並ぶ。実際の大きさだけでなく、彼らの佇まいが醸し出す空気に圧倒される。右側に優しさ慈愛などを表したのであろう菩薩部が置かれ、左側に戒律を守ろうとする厳しさを示したのであろう明王部が置かれている。その対比があって、中心にそれらを包括する存在としての如来が置かれている。これはひとつの世界観や宇宙観と言って良いのだろう。 金堂には巨大な薬師如来像が中心に据えられ、脇に日光と月光の菩薩像が立つ。多分、以前に来た時も思ったはずだが、日光像が美しいと思う。堂内の現実の空間の広がりと静寂さが醸し出す時間的な広がりとが相まって、壁を隔てただけの外界とは完全に異空間であるように感じられる。東京に居ると、どうもこうした場所には簡単に行き辛いから、新鮮な気分になれる。 また一駅分だけ近鉄に乗って京都駅に戻り、少し早めの昼食(=遅めの朝食)を摂り、12時00分発の新快速に乗って、京都を後にした。大阪、三宮と通過して姫路に到着。そのまま今度は姫路から相生までの普通電車に乗り換える。相生で約30分程、次の列車を待つ。この季節だからなのだろうけれど、更に西に向かう人がそれなりの人数でホームに居る。ただ、皆黙ってホームの乗降位置にに並んでいる。その人数の多さの割にひどく静かなので、奇妙ささえ覚える。朝の中央線とは全く対照的な光景だ。 14時27分、相生発三原行き。15時36分、岡山着。この先、もう少し普通列車で頑張るのもアリだとは思うが、今回の目標はここまで。後は新幹線を使おう。16時12分発のレールスターに乗車し、小倉を目指す。この車内での出来事は前に書いたので割愛。 僕にとって「トンネルを抜けると〜」というフレーズがいちばんしっくり来るのは、「トンネルを抜けると、そこは九州だった」という繋がり方だ。もちろん、関門トンネルを下関側から小倉(場合によっては門司)に進む場合のことである。関門トンネルに入ると、気分が落ち着かなくなる。九州に帰ってきた、という嬉しさのためだ。僕は決して愛郷心の強い人間ではないはずだが、帰郷の旅は格別なのである。 18時08分、小倉からソニックに乗って大分へ。19時40分頃、定時から数分遅れて大分に到着。5ヶ月ぶりの大分だ。
by mwaka71
| 2009-01-05 23:33
| 今日ふと心に浮かんだ考えは。
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