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先週の土曜日(23日)に愛知県春日井市の市民会館にて。
去年の1月に、かすがい市民文化財団が初めて<のだめ>の音楽会を行い、それはそれは大盛況、大成功の会だった。今回はそれに続く第2弾で、フランス音楽特集である。 会場は前回と同じく大入り満員で、やはり20〜30代くらいの女性が圧倒的に多い。これもまた普通のクラシックの音楽会とは違う点だ。そして前回といちばん大きな違いは、前回があのテレビ・ドラマの放映よりも前に行われたのに対し、今回はその後、しかもアニメの方はまだ続いているという状況下(大分はやってないけど/苦笑)である。だからだろうけれど、この音楽会ではテレビ局(東海テレビ)もしっかり共催に入っているし、ロビーにはマングースの着ぐるみが徘徊している。まあ、前回以上に華々しい雰囲気だと言っていいだろう。 さて、開演。フランス特集だから当然フランスの作曲家の作品が並ぶ。とは言え、やや渋過ぎか。基本的にフランス作品のオケの編成は大きいものが多いから、それだけでも選曲が辛くなるのだけれど、である。グノーの<ファウスト>からのバレエ音楽(正確な表記で紹介されなかったのは残念)やデュカスの<魔法使いの弟子>やラヴェルの<ボレロ>は、まあ、よしとしよう。問題はジョリヴェかな。打楽器協奏曲にしても、バソン協奏曲にしても、もともと超マイナーな作品で、こういう機会にこそ、という意図はよく理解できるのだが、ジョリヴェ自体を2曲並べるのは、やっぱり聴く側すると辛い(ついでに言えば演奏する方、特にオケも辛かったはず)。 それから、これはマズいと思ったのはサラサーテの<カルメン幻想曲>。配られたプログラムをよく見れば「より」という表記になっているのだが、この曲の最終部分をしないというのは、この曲の一番のオイシいところを紹介しないことになるし、「情熱的な清良の演奏」というイメージを象徴する部分なのだから、やはり演奏して欲しかった。 それからラヴェルのピアノ協奏曲。演奏の出来というよりも、確かにこれは名曲なのだが、ストーリー上現れていない曲を、逆にこうもきっちりやるのはどうかと思ってしまう。この音楽会のメインがオケの演奏ということになっているからだろうが、少し他のジャンルの楽曲をプログラミングしても良いのではないだろうか。ピアノ独奏曲とかピアノとヴァイオリンのための作品とか。そうすればドビュッシーやラヴェルをもっと紹介できるはずだ。 サン=サーンスについては、<序奏とロンド・カプリチオーソ>も確かに登場はするが、千秋が彼の祖父から「弾けるか?」と訊かれるのは多分ヴァイオリン・ソナタ第1番のこと(ちなみに配布プログラム内での茂木氏のコメント中にある<ツィガーヌ>は恐らく<ハバネラ>の間違い。<ツィガーヌ>はラヴェルの作)。 なんだかんだと選曲にケチをつけてしまったが、企画そのものは既に十分に成功している(普段クラシック音楽の演奏会に足を運ばなさそうな層を見事に呼び込んでいる)のだから、更に質を追求してもらいたいと思うのだ。それと、また初回時のようにスライドを活用してもらえると更に楽しいのだけれど。 春日井の財団には、今後も<のだめ>の音楽会の元祖(笑)として頑張ってもらえれば、と思う、よその一クラシック音楽好きより。
by mwaka71
| 2007-06-29 02:07
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