発散のために茶屋町タワーレコードに。
(文章データ欠落)介コメント付きのCDを発見。詳細は忘れたが、それが魅力的に思えたので購入することにした。
(文章データ欠落)国のポップスがどんなものかを知りたかったのだ。
ビートルズで始まったロック・ポップスの領域の拡大がどのような発展・解釈がなされたのか、ということである。こむずかしく言えばこういうことだが、日本で言えばその一例はGSですな(笑)。もともと僕がスパイダースに手をつけたのはそういう理由もあったからだしね。
で、肝心のDoris。
なるほど。1960年代終盤に存在したさまざまな音楽的要素が、ミックスではなく並べられている。ポップスあり、フリージャズ的(と言っても実際のそれからすれば随分とヤワではあるが)なものあり、確かに現在でも通用するビートの効いたかっこいいジャジーな曲あり、更にはフォーク調あり、やはり時代を反映していてサイケ風ものもありとといろいろ。音的にはビートルズはもちろん、僕にとってはキンクスやジョージ・ラッセル的に聴こえるサウンドもあってそれなりに楽しめたのは事実。
1960年代中〜後半にポップスとして出されたボーナストラック10曲よりは、本題のアルバムの方が遥かに面白い。2つはアタリがあったかな。
自分の中では大ヒットにはなりそうにはないが、イヤミ抜きに良い勉強になりました、と言える1枚。