ブレイキーと言えばJAZZ MESSENGERSである。が、今日はMESSENGERSではない。
<THE AFRICAN BEAT>というアルバム。何で知ることになったのかは忘れた。でもこれはスゴいぞ。ブレイキーの他に7人がアフリカン・パーカッションを担当し、ユセフ・ラティフはオーボエ、フルート、テナー・サックス等を持ち替え、それとベースという、とてもジャズとは思撃ェ騒ぎはしない。何と言うのだろう。こう、自分の中にある何かを呼び覚まされるような感覚を覚えるのだ。
アフリカと言いながら、カリプソみたいな曲もあるが、僕はM3の「LOVE, THE MYSTERY OF」が最高に好きだ。これはもろにアフリカだ。オーボエの呼びかけから始まって、その後にテンポが決まる。実際の声で、短い節が歌われる。4分半過ぎぐらいか、ブレイキーの炸裂が登場。とにかくこれがもの凄い。周囲のパーカッション陣全員まとめてかかってこい、と言わんばかりの叩きまくり。カッコいい。9分23秒が短く感じる。もっと聴いていたいドラム。