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普段、僕はベストセラーなるものを読むことは、まずない。が、訳あって<電車男>を読むことにした。理由は手短にしておくが、主人公(この本の場合、小説ではないから正確には中心人物と言うべきだろうが)「電車」が恋する相手、「エルメス」が見た目、緒川たまきのような女性であるという文章(本文中)を知ったからだ。
僕が熱烈な緒川たまきファンであることは、僕の周囲に居る人はみんな知っている。 読まねばならない。 読んだ。という前に書店で何かの雑誌にあった<電車男>の書評があったが、その書評子からはあまりいい評価をされていなかった。 改めて。 読んだ。本に付いている帯はオーヴァーだと思った。 「今世紀最強の純愛物語、誕生!」 確かにこれは「電車」と「エルメス」が恋人になるまでの過程が、「電車」側の視点で克明に描かれている。「電車」が2ch(もちろん掲示板の)の不特定多数の「名無しさん」たちに励まされながら、という部分がほとんどなのだが、「電車」自身の恋愛に対する感情や行動の変化は、特別なものではない。恋愛を経験した人間(特に男)なら、まず誰もが通過していることだ。その意味で最強の純愛か、どうか。 さてこの本(のかたちにまとめられた2ヶ月の掲示板上でのやりとり)での最大のポイントは、実は前述の「名無しさん」たちの書き込みである。彼らの仲間意識は非常に強い。と同時に自分たちが秋葉系ヲタクたちの集う掲示板の一種の「住人」であることに対して、開き直りと同時に後ろめたさも感じている。だからモテないのだ、と。 その仲間がふとしたきっかけで架空や擬似ではなく、本物の恋愛をしようとしていることに対し、強烈な羨望感を持ち、彼を(ほぼ)ひたすら応援する。そういう感情が素のまま現れているのが、実は面白い。いかにもヲタク的な言い回しによる多数の書き込みは、不案内な人間からするとやはりトッツキが良くはないけれど、素直に読める。ただ、当然のことながらリアルタイムで彼らの書き込みを読んだ訳ではないから、共感はできるが、感動にまでは至らない。その場の空気感(閉ざされたものではあるが)を知っている人間にしか、本当は分かり得ないものだろうと思う。 緒川たまきのファンページの掲示板に、映画の時はぜひ「エルメス」役で、という書き込みがあった。読後の感想としても、異論なし、である。緒川たまきネタはまた改めて。
by mwaka71
| 2005-01-13 02:50
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